大正四年に創業し、4代目で100年のお店です。昨日までご主人が入院していて今日から再開したとのことです。常々わたしは豆腐・油揚げ・厚揚げが大好きで良さそうなお店をみつけるとつい買って帰ります。それも大量に持って変えるので、毎回家内に叱られています。わたしの持論は、絹ごしは絹ごしらしく、木綿は木綿らしくで、近年の京都の町中の豆腐は異様に柔らかくなっています。志向の変化もありますが、大手や人気のある業者がそのようにしむけているようです。木綿は箸で挟める豆腐でないと木綿ではないと考えています。先日も深草で求めました。美味しかったです。今日の豆腐もとても美味しかったです。油揚げがまたなんともいえないものでした。
だいたい昔ながらの美味しい豆腐を作っているのは、老人の域に達するような夫婦が作っているお店です。どちらかが亡くなると廃業されます。また、後継者もいません。10年ほど前まであった家元の近くの豆腐屋さんとても美味しかったです。でもご主人が亡くなって廃業され、未亡人も亡くなりました。近所の豆腐屋さんもここ数年の間に2軒も廃業してしまいました。このような具合で毎年あちこちで美味しい豆腐屋さんが消えていっています。絶滅の危機にあるのはなにもトキやウナギだけではありません。仕方がないとはいえ、とても残念なことです!
おとふやさんは絶滅危惧種です。あと、語呂遊びではありませんがおふとんやさんも絶滅しそうです。実家のある大阪駒川商店街では。個人経営のお店が帰る度になくなっています。