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執筆者の写真木津宗詮

ご飯

近年はパンやパスタや他の食品が多く食べられ、また、ダイエットということで敬遠され、お米離れが進んでます。それでありながら炊飯器は限りなく美味しいご飯が炊けるように進化し続けています。炊飯器に至っては世界一と言って良いのではないかと思います。少なくともジャポニカ米を炊くのには。

いくらお米離れといっても、やはりお米は日本人の主食です。炊飯器も進化して美味しいご飯を炊けるようになっていますが、なんといってもおくどさんに掛けた羽釜で炊いたご飯が最高に美味しいです。炊飯器はこのおくどさんの羽釜を究極の目標としているようです。

子供の頃に親戚の家で炊いていたのを見ましたが、今はまず見る機会がありません。特に若い人はおくどさんでご飯を炊くことすら知らないようです。

大学の講義はじめ各種レクチャーで茶道や日本の伝統文化について話をしています。食は人が生きていくにあたってもっとも根幹となるものです。そして日本人の主食であるご飯が、元来どのようにして炊かれていたかを知ってもらわなければなりません。そこで親しくしてくださっている出石の宗鏡寺さんでご飯を炊くのを撮影させていただきました。なんと15分で美味しいご飯を炊くことができます。炊飯器より早く。そしてわずかな燃料で炊けます。それも廃材で。これ以上のエコはありません。ただし、煙などの問題があり町中では無理です。

最後に炊きたての美味しいご飯と手料理の美味しいおかずをいただき満喫させていただきました。この上もなく充実した1日でした。


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十五分で炊けるとは驚きです。

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