日本の高度な技術の原点。こうした名もない市井の職人さんの技術がもとで人工衛星を飛ばしたのです。
たまたま大阪で通りがかり、仕事の模様を見せていただきました。この職人さんで3代目で、50年のキャリアだそうです。刀鍛冶などの伝統的な職人さんには世間は注目しますが、こうした町工場の職人さんには陽が当たらないように思います。大阪でもこんな抜型を手作りでやっているところは一軒だけだそうです。
炉の中は130度で、冬場は良いですが、夏は辛い仕事だと思います。地味でしんどい仕事です。後継者もいないとのこと。門外漢がこんなことを書くのはとても無責任で僭越なことですが、仕方のないこととはいえ、とても残念なことです。
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