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杜若

加藤千蔭賛になる酒井抱一画杜若図です。

抱一冩意(印)

   者多可気

かきつはたかけみる

   介    史

  いけやむらさきの

     本    可

    にほふをとめか

             舞

       かゝみなるらむ

              千蔭

杜若かげ見る池や紫の

匂ふ乙女が鏡なるらむ


可憐にそして清楚に紫に映える池が、まるでかきつばたを眺める乙女の姿を写した鏡のようです。

かきつばた(杜若)の語源は「掻(か)きつけ花」が転訛したもので、「掻きつける」とは「摺(す)りつける」という意味で、花汁を布にこすり付けて色を移し、「摺り染め」にすることをいいます。「カキツケハナ」が「カキツハナ」となり「カキツハタ」と変わり、現在の「カキツバタ」となったのです。なお、かきつばたは「杜若」とか「燕子花」の文字でかかれますが、「杜若」はショウガ科、「燕子花」はキンポウゲ科の中国原産の植物で「かきつばた」とは全く無縁の別種の植物です。和歌では紫の象徴として詠まれ、また春の最期に詠まれる花です。


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