• 木津宗詮

糸瓜

 松堂昭乗の糸瓜の図です。薄墨で糸瓜の果実と葉を描き、濃いめの墨で茎と葉脈をさらっと描いた水墨画です。松花堂昭乗(しょうじょう)は和歌、連歌に長じ、茶人としても著名で、小堀遠州は昭乗のために瀧本坊に茶室「閑雲軒(かんうんけん)」をつくっています。  昭乗は書画骨董の鑑識に優れ、蒐集した道具は「八幡名物」として知られています。書は大師流の書をよくし、本阿弥光悦・近衛信尹(このえのぶただ)とともに「寛永の三筆」の一人に数えられ、その書流は「滝本流」よばれました。ちなみに、近衛信尋の推挙で将軍家書道師範として江戸に下向しています。画は狩野山楽に学んだといわれ、彩色画もよくしましたが、晩年には洒脱な水墨画を多く描いています。ちなみに、私は昭乗の書もいいと思いますが、何より絵が好きです。

 松花堂昭乗の糸瓜の図です。薄墨で糸瓜の果実と葉を描き、濃いめの墨で茎と葉脈をさらっと描いた水墨画です。松花堂昭乗は和歌、連歌に長じ、茶人としても著名で、小堀遠州は昭乗のために瀧本坊に茶室「閑雲軒」をつくっています。なお、明治の神仏分離で男山の瀧本坊は廃寺となり閑雲軒も取り壊されてしまいました。大正7年(1918)に木津家3代聿斎宗泉が泰勝寺の再興にあたり茶室「閑雲軒」を同寺に再建しています。

 小学生の時、理科の教材としてへちまを栽培し、観察日記をつけたことを思い出しました。そして最後にへちま水をとったことを覚えています。へちま水は化粧品や薬に使うのだと聞きました。あの時のへちま水をどうしたのかを一生懸命思い出そうとしますが思い出せません。 書斎の窓を開けると隣家の糸瓜が棚から見事にぶら下がっています。



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