継承

 父徳至斎が古稀を迎えた時、その祝賀会を神戸湊川神社で催しました。この軸はその際の茶席に掛けるために書かれた「風来花自舞(風来たりて花自ずから舞う)」です。父は先々代柳斎の長男として生まれ、大学卒業後、いったん出版会社に就職し、のちに家職を継承するために 先代家元有隣斎宗匠・柳斎に茶の湯を師事しました。昭和53年に後嗣号である宗隆を襲名し、当代家元不徹斎宗匠より徳至斎の号を受けました。平成10年、柳斎の没により6代宗詮を襲名しました。そして平成25年4月、古稀を迎えるにあたり、隠居して二代露真を襲名しました。なお、露真の号は3代聿斎が平瀬露香翁からもらって名乗った号です。

 父は晩年の柳斎に代わり家元や他流等対外的な仕事をにない、柳斎一代の茶の湯の大成を助けました。柳斎は花笑斎に同様の働きをし、花笑斎の茶の湯の大成の手伝いをしました。今のわたしのつとめもまた同じです。

 歴代そのようにして木津家の茶の湯を継承して今日にいたっています。




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石ひとつ

石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆

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