更新日:2020年5月17日



ちはやする加茂の

社のあふひくさ

かけてひさしき

世をいのるかな

       鴨祐為書(印)


 江戸中・後期の歌人で下鴨神社祠官の梨祐為の掛葵画賛です。

 祐為は幼少のより和歌を好み、冷泉為村の門に学びました。1日に1000首をつくる早吟(そうぎん)で知られ、線香3寸を立ててその燃え尽きる間に50首を詠じました。一生に詠んだ歌は十万首に達したといわれています。

 この歌は、加茂の社の葵草を掛けて末永く平和な世の中を祈るという意味です