• 木津宗詮

鳥肌

山ヒルは人間が最も不快と感じる生き物のひとつとされています。体長は25-35 mm、伸び縮みして倍くらいまで伸び、弾力に富み、且つ丈夫で、引っ張ってもちぎれず、踏んでもつぶれません。 普段は山中の落葉の下などに潜伏してじっとしていますが、大型の動物が接近すると表に出て、あるいは草に登って体を長く伸ばして直立し、その先端が動物に触れるとすぐにとりつき、前後の吸盤でシャクトリムシのように移動し、皮膚の柔らかいところにとりついて吸血を始めるそうです。動物の接近は二酸化炭素や振動、熱などによって感知するとのことです。 吸血の際は、まず先端側の吸盤にある口の中の顎によって皮膚を食い破り、唾液腺から分泌されるヒルジンという血液凝固を阻害する麻酔成分を注入します。噛まれていてもまったくといつていいほど気づきません。そして約1時間で満腹になるまで吸血します。咬まれた痕は丸い小さな傷口になり、血液凝固を阻害するヒルジンにより、しばらくは出血が止まりません。 なお、皮膚に付いた場合はアルコールが効果的で、近づけただけでも落ち、そのほか火を近づけたり、塩や塩分濃度の高い液体、ポッカレモンのような酸性の液体をかけることも効果があります。 先日、大峰山から柏木に降り、すべての修行もようやく終えてホッとして旅館の座敷で靴下を脱いだらなんと山ヒルが靴下の中についていました。事前に山ヒルが出るとの情報を得てその対策も教えてもらって万全を期していました。ズボンの裾を靴下の中に入れ、靴下の上部をガムテープで巻いて山ヒルの入る隙をなくしていました。それでもどこから靴下の中に入ったのか⁉︎まさに進出鬼没です‼︎以前も大原で雨の日にサンダルで歩いていた時、両足の5本の指の間に3、4匹の山ヒルが入って噛まれたことがあります。その時は血を吸って膨れ上がって指に圧力を感じて気づきました。あまりのことに指の間からすべての山ヒルを取り除いたら血が止まらなかった恐怖の体験をしました。今回は先達の方が塩をたくさん振りかけてくれたので足から離れました。それでもしばらく血が止まりませんでした。 お見事というか、アッパレというか、本当にすごいやつです!人間が最も不快と感じる動物のひとつというのは間違いない生き物です!西の覗きや平等岩の行に勝る恐怖でした!それにしても今思い出すだけでも鳥肌が立つ恐ろしい体験でした‼︎


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