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日の丸

川端龍子の日の丸(日章旗)図です。昭和4年(1929)の第五十八回式年遷宮(伊勢神宮)の記念のものです。軸が造営余材が用いられています。

「国旗及び国歌に関する法律(平成11年・1999)」の規定によれば、旗の形は縦が横の3分の2の長方形。日章の直径は縦の5分の3で中心は旗の中心。色地は白色、日章は紅色とされています。

丸の原型で最も古いものといわれているものは、大宝元年(701)の文武天皇の正月元旦の朝賀の儀に儀式会場の飾りつけに「日像」の旗を掲げたものとされています。徳川家光の鎖国令が出されるまでの室町時代の勘合貿易や朱印船貿易の際に日本の船籍を表すものとして船の船尾に日の丸の旗が掲げられたそうです。日米和親条約調印後、外国船と区別するために日本国共通の船舶旗(「日本惣船印」)に日の丸を当てられました。安政6年(1859)、幕府は縦長の幟から横長の旗に代えて日章旗を「御国総標」にするという触れ書きを出し、これが事実上「国旗」としての地位を確立した最初です。日米修好通商条約の批准書交換のため使節団一行がアメリカを訪れました。その時、日の丸と星条旗が掲げられたブロードウェイをパレードする模様が伝えられています。昭和6年(1931)、第59回帝国議会において「大日本帝国国旗法案」が提出されましたが会期終了に伴い廃案となり、平成11年(1999)、国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)が公布され、正式に国旗として定められまして現在にいたっています。

今日は憲法記念日です。憲法は国家の組織や権限、統治の根本となる基本原理・原則を定めた法です。

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