• 木津宗詮

松斎歌集2

   暁鹿

あし引きの谷をへだてしさを鹿の

声もさえゆく暁の空


   里擣衣

秋の夜のさびしきまゝに寝もやらで

遠ききぬたを共とするかな


   海辺月

照る月の光も招くあるやらん

遠き沖辺の山ぞかすめる



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