木津宗詮1 日前1 分聿斎好み 錫の瓢風鎮風鎮(ふうちん)とは、掛軸の軸先に付ける重りのことをいいます。「風を鎮める」ということから、掛軸が風に揺れないようにするものとか、飾りとしてもちいられます。茶の湯の床では掛物に風鎮を掛けることはありませんが、3代聿斎宗泉が大正12年(1923)癸亥に好んだ錫の瓢風鎮です。作...
木津宗詮3 日前1 分4月21日 稽古場の床本日の稽古の掛物は、裏千家5代不休斎の「猿回し」画讃です。花は唐椿に小手毬を伊賀焼耳付花入に入れました。 いとなみに まはさるゝのも 廻るのも まはりもちにて 世はたつたかな 千与三郎(花押) 営みというものは回されるのも回るのも、所詮はお互いに回り持ちで世の中成り立ってい...
木津宗詮4 日前1 分十八公食篭初代松斎宗詮が一乗院門跡尊應入道親王から拝領した珠光好みの「十八公食篭」です。「十八公」とは「松」の別名です。「松」という漢字を分解すると「十・八・公」になります。蓋と身にこの文字が配され、また形を松に見立ています。そうしたことからこのように呼ばれています。もともとは珠光ゆ...