木津宗詮4 時間前1 分6月8日 稽古場の床 2江戸時代後期の公家千種有功の「蛍」の詠草を掛けました。床柱に鉄仙と蛍袋を蛇籠。 正三位有功 とふほたる舞 しと はかり見すく すハ おもひなきみの うへにこそ あれ
木津宗詮10 時間前1 分6月8日 稽古場の床 1午前の稽古は、木津家三代聿斎宗泉の鷺画讃です。夏椿と蛍袋・露草・河原撫子・下野草を魚籠花入に入れました。花入の魚籠は実際に魚を入れるのに用いられていたものです。 浮雲のくらきかさなる絶間なく 日影も見えぬ五月雨のそら 聿斎(花押)...
木津宗詮12 時間前1 分明治天皇胞衣塚明治天皇は嘉永5年(1852)11月3日にお生まれになりました。陰陽頭土御門晴雄が勧申して10月2日に御所の真東、帝王の方角である吉田神社大元宮脇に密かに埋納されましたた。健やかな成長を祈り、天皇の御胞衣・胎盤を白絹で包み、へら 一対、青石二個、ごまめ二、を添えてここに埋納...
木津宗詮15 時間前1 分卯の花卯の花の匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ 佐佐木信綱作詞の童謡「夏は来ぬ」です。卯の花が垣根に美しく咲き、時鳥が忍び音をもらしています。いずれも初夏を象徴する風物詩です。 卯の花はユキノシタ科の落葉低木で、たくさんのの白い花をたわわに咲かせ、5枚...
木津宗詮2 日前1 分6月6日 稽古場の床江戸時代中期の公家中院通茂の三首懐紙です。 夏日同詠三首和歌 正三位源通茂 樗誰家 屋とやたれなれて青葉の 夏木たちあふちに残る はなの一むら 雨中蛍 とふほたるなを影てらせ 月ほしのひかりはまたぬ 雨の軒端に 断佳苔 とはれしとはらはぬ谷の 庵なりやとちそふ苔に みちをまかせて
木津宗詮3 日前1 分ゴイサギ天皇が日常お使いになる御常御殿(おつねごてん)である清涼(せいりょう)殿に昇殿を許され、天皇に近侍する人は、「五位」以上の官位を受けた人です。 ゴイサギは、『平家物語』によると、醍醐天皇が御所の庭で鷺を従者に捕まえるように命じました。すると鷺が逃げようとしたので、「宣旨(天...
木津宗詮3 日前1 分高麗橋豊臣時代の大阪のメインストリートは平野町通でした。徳川時代は高麗橋通。いずれも大阪城を起点として西の大阪湾に向かっていました。江戸時代、高麗橋は大坂に12あった公儀橋の一つです。公儀橋とは幕府の経費で架設、架け替え、修復がなされた橋のことをいいます。高麗橋周辺は豪商の店舗が...
木津宗詮3 日前1 分6月5日 稽古場の床大綱和尚の五月雨画讃をかけました。花は紫陽花と金糸梅・源平下野・河原撫子・露草を一指斎好み昔籠に入れました。 大綱 水かれてつねは橋たに無川も ふちとなりぬる五月雨の比
木津宗詮3 日前1 分6月3日 稽古場の床江戸時代後期の公家千種有功の二首詠草を床に掛け、時代の置籠に五月梅と金糸梅・下野草・蛍袋・皐月を入れました。 有功 夏祝 石上ふるのわさ田もにきはひて としあるみよのさなへとる也 五月雨 玉たれに残るあふふのかれはさへ うるひにけりなさみたれのころ
木津宗詮3 日前1 分原点30年ほど前、5年あまり稽古場としてお世話になった下御霊神社です。ゆっくり境内を拝見しました。改めて由緒のある神社であることを認識しました。 今月は祭りということで東山天皇はじめ後桜町天皇のご寄付になる神輿、同じく明正天皇のご寄付になる猿田彦神面など貴重な品を拝見できました...
木津宗詮4 日前2 分二代得浅斎の兄2代木津得浅斎(とくせんさい)宗詮は文政5年(1822)播磨国高砂(兵庫県高砂市)の善立寺(ぜんりゅうじ)13代正厳(しょうごん・天保13年10月28日没、49歳)と妙厳(みょうごん・房枝)との間に生まれました。兄にのちに善立寺14世となる正隆(しょうりゅう)がいました。ま...
木津宗詮4 日前1 分緩衝材シロツメクサはヨーロッパ原産の草でクローバーのことです。アイルランドでは国花とされ、英名はホワイトクローバーです。 同じくヨーロッパ原産でシロツメクサにそっくりで色が黒味かかったピンク色で葉っぱのすぐ上に 花が咲き、シロツメクサの丸っこい葉っぽがややとがっているムラサキツメ...
木津宗詮6 日前2 分朴の葉寿司奈良の名物というと「柿の葉寿司」ですが、古くから「朴の葉寿司」が吉野地方で作られています。毎年?奈良の黒滝村の出身の社中の方からいただきます、この時期、黒滝村の実家に帰り、お母さんと一緒に作り、自家用以外にも縁故の方に贈っています。今年は一升五合のご飯を炊いて3匹の鯖で15...
木津宗詮6 日前1 分五月雨大綱和尚の五月雨画讃です。 水かれてつねは橋たに無川も ふちとなりぬる五月雨の比 大綱 普段は水が枯れて橋もかかっていない川が渕になる五月雨ころ。 一昨日から昨日にかけて降った豪雨は本当に凄かったです。今年は例年に比べて梅雨入りが早く、またその期間も長いとのことです。五月に...
木津宗詮7 日前2 分雲水あたかも行雲流水、空を行く雲、流れる水、物事に執着せず、淡々として自然の成り行きに任せる。決して一ヵ所にとどまらずに修行する僧。 雲水 •在嶺頭閑不徹 •流礀下太忙生 雲在嶺頭閑不徹 水流礀下太忙生 雲は嶺頭(れいとう)に在(あ)って閑不徹(かんふてつ)...