木津宗詮4月22日2 分ありがとうとごめんと借りたもの沢庵宗彭の「今井宗薫宛書状」です。 昨日者御事繁 之内過分至極候 近日□可罷帰候間 其時分以面上 可申入候、猶使僧 可申候也 恐惶謹言 南宗寺 宗彭(花押) 正月廿九日 宗薫老 昨日は御事繁の内、過分至極に候、近日□罷り帰り候間、其の時分面上をもって申し入るべく候、猶使僧申...
木津宗詮4月21日1 分4月21日 稽古場の床本日の稽古の掛物は、裏千家5代不休斎の「猿回し」画讃です。花は唐椿に小手毬を伊賀焼耳付花入に入れました。 いとなみに まはさるゝのも 廻るのも まはりもちにて 世はたつたかな 千与三郎(花押) 営みというものは回されるのも回るのも、所詮はお互いに回り持ちで世の中成り立ってい...
木津宗詮4月21日1 分4月20日 稽古場の床本日の東京稽古場の床は、大徳寺の宙宝一行「今日残花昨日開(きょうのざんかきのうひらく)」です。 今日残花昨日開 前大徳松月老衲書(印) この世には残花なんて存在しません。全ての花は今日を盛りとして精一杯咲いています。「残花」とは人が勝手にそう呼んでいるだけです。宙宝和尚は残...
木津宗詮4月20日1 分十八公食篭初代松斎宗詮が一乗院門跡尊應入道親王から拝領した珠光好みの「十八公食篭」です。「十八公」とは「松」の別名です。「松」という漢字を分解すると「十・八・公」になります。蓋と身にこの文字が配され、また形を松に見立ています。そうしたことからこのように呼ばれています。もともとは珠光ゆ...