木津宗詮1 日前1 分4月25日稽古場の床湊川神社職員の稽古です。床に三代宗泉の帆掛船画賛を掛け、姫卯木と鳴子百合を竹一重切花入に入れました。 薄墨の遠山かけもいつしかと霞をこめて見えすなりにも 聿斎(花押) 船に乗って徐々に岸辺を離れていきます。薄墨のような霞のかかる遠山の姿もいつの間に見えなくなってしまいました...
木津宗詮3 日前2 分小室翠雲(こむろすいうん)木津家3代聿斎宗泉と南画家の小室翠雲の合作です。 小室翠雲は小室桂邨を父として画家の家系に生まれました。名は貞次郎、翠雲と号しました。翠雲は谷文晁派の田崎早雲に師事して南画を描きます。はじめ群馬県館林市で南画の修業を続け、早雲の死後、上京して南宗画会や日本美術協会に作品を出...
木津宗詮4 日前2 分424日 稽古場の床本日の祇園稽古場は、木津家3代聿斎宗泉と南画家の小室翠雲の合作になる竹筍図です。花は苧環と小手毬、黒臘梅を安南染付花入に入れました。 聿斎と翠雲との合作が数点残されています。聿斎の花押からは40代の作のようです。翠雲は「添筍翠雲(印」」と書き添えていて、はじめに聿斎が中央に...
木津宗詮6 日前1 分聿斎好み 錫の瓢風鎮風鎮(ふうちん)とは、掛軸の軸先に付ける重りのことをいいます。「風を鎮める」ということから、掛軸が風に揺れないようにするものとか、飾りとしてもちいられます。茶の湯の床では掛物に風鎮を掛けることはありませんが、3代聿斎宗泉が大正12年(1923)癸亥に好んだ錫の瓢風鎮です。作...