木津宗詮4月17日1 分4月16日 稽古場の床七代家元直斎が薄墨で豪快に認めた「萬国春」です。花は肥後椿と乙女椿、黒臘梅。 「萬国春」という語は初代松斎宗詮が江戸から生まれ故郷の大坂に帰る時に松平不昧公から餞別として拝領した墨蹟「寒松一色千年別あり」に続く「野老拈花(ねんげ)万国春」からとられた句の一節です。わが家とは...
木津宗詮4月17日1 分安田是誰作 輪無二重切花入「目出度かしく」安田是誰70歳の作になる輪無二重切花入「目出度かしく」です。是誰70歳の作になる竹輪無二重切花入です。輪無二重切花入は花間を横一文字に切り、縦は真直ぐに切り落とすのが通例ですが、是誰は花間の縦の線の上部を内側に緩やかな曲線を残して切り、まことに大きな窓を開け、また裏側には大...