辞書によると、雁行とは雁が飛んで行くこと。また、そのときの列の形。 雁が列をなして飛ぶようにはすかいに続いていく形で、移動したり、座ったりすることなどとあります。
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茶の湯では寒中に催される夜咄の茶事で、露地に出た正客が手燭をもったまま、沓脱石の辺りを照らして末客が出るのを待ち、客一同が揃って腰掛待合へ向かいます。その時の客が露地を歩く様を「雁行」といいます。不規則に打たれた飛石を正客のかざす手燭の灯りを頼りに次客以下が連なって歩く様があたかも雁が連なって空を飛ぶ姿のようであることからそのように呼ばれています。
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