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12月8日稽古場の床

今日12月8日は釈迦が悟りを開いた日、臘八「成道会」です。床に幕末の大徳寺の429世明堂宗宣の出山像自画賛を掛けました。過日道明寺さんでいただいた白玉椿と神楽椿・臘梅を唐銅熨斗形花入に入れ書院に飾りました。


弊衣纒痩骨 襄髪覆蒼顔

世上底時節 剛然歓出山


弊衣(へいい)痩骨(そうこつ)に纒(まと)い、髪を襄(はら)い蒼顔を覆う、世上底の時節、剛然と出山を歓ぶ


まことに円満で柔和な顔の釈迦の絵に、虚堂禅師の出山像の賛の写しが書かれています。粗末な衣をやせ細った体にまとい、髪の毛は脇にはらいのけて衰えた青い顔を覆っている。今まさに俗世間に出る時である。今はただ出山を歓んでいる。




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