木津宗詮4月17日読了時間: 1分4月16日 稽古場の床七代家元直斎が薄墨で豪快に認めた「萬国春」です。花は肥後椿と乙女椿、黒臘梅。「萬国春」という語は初代松斎宗詮が江戸から生まれ故郷の大坂に帰る時に松平不昧公から餞別として拝領した墨蹟「寒松一色千年別あり」に続く「野老拈花(ねんげ)万国春」からとられた句の一節です。わが家とは格別縁のある語です。田舎の粗野な老翁が花を手にして、まさに天下泰平の春を謳歌しているのどかでなごやかな光景を思い浮かべてください。
七代家元直斎が薄墨で豪快に認めた「萬国春」です。花は肥後椿と乙女椿、黒臘梅。「萬国春」という語は初代松斎宗詮が江戸から生まれ故郷の大坂に帰る時に松平不昧公から餞別として拝領した墨蹟「寒松一色千年別あり」に続く「野老拈花(ねんげ)万国春」からとられた句の一節です。わが家とは格別縁のある語です。田舎の粗野な老翁が花を手にして、まさに天下泰平の春を謳歌しているのどかでなごやかな光景を思い浮かべてください。
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