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執筆者の写真木津宗詮

5月28日 稽古場の床

神戸市の湊川神社がご創建150年の佳節を迎えられました。さる24日にはその記念の祭典がめでたく斎行されました。それを奉祝して今日の稽古は愈好斎筆になる「山呼萬歳声(さんこばんぜいのこえ)」を掛けました。花は芍薬を新渡染付高砂花入に入れました。




湊川神社の地で楠木正成公は、弟正季卿や一族郎党と共に自刃して果てました。江戸時代になり尼崎藩2代藩主青山家の2代青山幸利が墓所に五輪塔を建てました。また水戸藩2代藩主徳川光圀が正成公顕彰のために「嗚呼忠臣楠子之墓」の建碑をしました。幕末には薩摩藩や尾張藩、水戸藩などが正成公を祀る神社の創建を働きかけ、明治元年(1868)に明治天皇により湊川神社創建のご沙汰が下されました。そして明治5年(1872)5月24日に現在の地に御鎮座となりました。









過日、武者小路千家家元による献茶奉仕が行われました。その際、ご神前に献じられた御茶のお下がりを奉仕者、参列者がいただく拝服席を担当しました。また、職員の稽古をさせていただくなど、同社とは格別のご縁をいただいてます。





なお、まことに残念なことに、新型コロナ禍のため神職のみの奉仕となりました。是非ともこの逢い難い佳節の年にみなさんご参拝してください。

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