永谷宗円(1681〜1778)は、名を宗七郎義弘、三之丞ともいい、剃髪して宗円と号しました。山城国湯屋谷村(京都府綴喜郡宇治田原町)の篤農家。茶業の他、湿田改良などの事業を行い、村人を指導した。「青製煎茶法」を開発し、また宇治茶を江戸に直販して、煎茶の普及に多大な功績を残したとされ、湯屋谷の生家跡には、宗円の焙炉跡を保存するために茅葺きの家屋が建てられています。安永7年(1778)に98歳の長寿で亡くなり、のち従五位を贈られ、隣接する大神宮社には宗円を茶宗明神として合祀されています。画像の宗円は、烏帽子を冠り、淨衣を身に着けて浅沓を履き、手には茶の枝を持つ姿で描かれています。
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