七生庵

 三代聿斎宗泉の好みになる茶室「七生庵」です。  もとは大阪の桃谷の屋敷にありました。現在は芦屋に移築されています。席名の「七生庵」は楠正成の「七生報国」から取られているようです。

 聿斎好みの釘箱棚が珍しく、本歌は裏千家の仙叟好みで香狭間の透が一つ、武者小路千家7代直斎好みが二つ、それを小ぶりにしたものでとてもきれいな木目の杉材で作られています。なお、露地の蹲踞がとても低く据えられています。茶室を作ったご主人がとても恰幅のいい方で、お腹が大きく出っ張っていたそうです。多分、立ったまま使えるようにとの配慮だったとおもわれます。

 阪神淡路大震災にも耐えましたが各所に傷みが出てきたのでこの度大改修するそうです。今の持ち主は表千家のお茶をされています。近年、相続等で壊される茶室が多い中、大切にしてくれていてとてもありがたいことです。


























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石ひとつ

石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆

六根

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