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宗貞囲

古田織部の門人平野屋宗貞の竹一重切花入「痩馬」です。まだ筍の柔らかい成長期に石がそれを阻んで歪められたようです。そんな悪環境にもめげす竹に成長し、花入に斬られました。竹の生命力には驚嘆します。私たちもコロナに負けず、そんな竹にあやからなければなりません。それにしても見事な命名です。

淀看席の「宗貞囲」は宗貞の考案になるとされています。点前畳と客畳との間に中柱を立て、仕切壁をつけてそこに火打口をあけた「道安囲」は出炉です。「宗貞囲」は向切になります。



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平安時代より名水として知られた佐女牛井は源氏の六条堀川邸にあったとされています。村田珠光がこのあたりに住み足利義政に佐女牛井の水を用いて献茶しました。その後も武野紹鴎や利休・織田有楽斎などの茶人に好まれ、天下一の名水と有名になりました。 戦時中、堀川通の強制疎開の際に撤去され、今は佐女牛井之跡の石標が立っています。

岡本浩一先生の力作です。是非ともご高覧くだい! https://kanjibunka.com/shinkan/shinkan-shoukai/shinkan-11325/

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