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平成28年3月20日(日)南宗寺彼岸会法要掛釜


平成28年3月20日(日)

南宗寺彼岸会法要掛釜

於:南宗寺

木津宗詮


3月20日、南宗寺彼岸法要の掛釜が茶室実相庵で催されました。 卜深庵は毎年、春秋のお彼岸の法要に参られる檀家様にお茶を差し上げています。 茶室実相庵は、利休ゆかりの二畳台目の小間とされ、露地には利休遺愛の灯籠や、紹鷗遺愛の蹲踞があり、方丈前の枯山水は古田織部作の作庭とと伝えられています。また、境内には利休はじめ三千家歴代の供養塔や武野紹鷗の墓もあり、茶の湯とは格別関わりの深い寺です。 茶席は松平不昧公の賛になる狩野栄川院の利休像を掛け、古田織部の門人平野屋宗貞作になる竹一重切花入銘「痩馬」に月輪椿と土佐水木が入れられました。南蛮水指に紹鷗好みの大棗と真伯手造の赤茶碗銘「昔かたり」、利休形象牙茶杓等南蛮渡来の道具や堺所縁の品で道具組されました。 なお、社中の川崎益彦さんが水屋でリュートを演奏し、利休も聴いたであろう心温まる音色をBGMとし、参会者は在りし日の堺に思いを馳せてお茶を召し上がられました。

卜翠会 社中 大畑匡正







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