木津宗詮8 時間前1 分6月8日 稽古場の床 1午前の稽古は、木津家三代聿斎宗泉の鷺画讃です。夏椿と蛍袋・露草・河原撫子・下野草を魚籠花入に入れました。花入の魚籠は実際に魚を入れるのに用いられていたものです。 浮雲のくらきかさなる絶間なく 日影も見えぬ五月雨のそら 聿斎(花押)...
木津宗詮6月1日3 分徐煕の鷺絵同じく卜翠会総会、並びに研修会の床に掛けた土佐光孚(みつざね)による徐煕(じよき)の鷺絵写しです。今回の研修会は北野天満宮と豊臣秀吉が催した北野大茶湯がテーマでした。北野大茶湯で奈良の松屋が石鳥居脇の茶席で徐煕の鷺絵と松屋肩衝、存星(ぞんせい)の長盆の「松屋三名物」を持ち出...
木津宗詮5月30日1 分5月28日 卜翠会総会の床中央に先々代柳斎宗詮の「卜翠」、向かって右に土佐光孚(みつざね)による徐煕(じよき)の鷺絵写し、左に大徳寺大徹宗斗の松本肩衝茶入の画賛です。 松本肩衝茶入之図 古田宗屋居士 (図) 此景ヲ賞 小堀宗甫居士 (図) 此景ヲ賞 千利休居士 (図) 此景ヲ賞...
木津宗詮5月30日3 分鑑識眼先日、卜翠会の総会の床に掛けた大徳寺大徹宗斗の松本肩衝茶入の画賛です。 松本肩衝茶入之図 古田宗屋居士 (図) 此景ヲ賞 小堀宗甫居士 (図) 此景ヲ賞 千利休居士 (図) 此景ヲ賞 いにしへの人の心のちからをハ 見よとやうつす水くきの跡 前大徳般若閑衲大徹叟(印)...
木津宗詮5月26日1 分5月22日 稽古場の床狩野美信の鯉の滝登りです。 狩野美信は江戸時代前期の狩野派の絵師です。美信は諱で、号は洞春、浩然斎。狩野洞春美信とも呼ばれています。江戸幕府御用絵師の中で奥絵師4家に次ぐ家格を持つ、表絵師筆頭(御坊主格)駿河台狩野家の4代目です。駿河台狩野家の中興の祖ともいわれています。...
木津宗詮5月23日1 分かきつばた先代有隣斎室澄子夫人の煤竹茶杓「かきつばた」です。 から衣きつゝなれにしつましあれバ はるばるきぬる旅をしぞ思ふ と有原業平の歌が箱に認めています。 その繊細でシャープな姿が杜若の葉を連想することから命名してくださった思い出の品です。
木津宗詮5月21日1 分弄清(ろうせい)相国寺130世で同派5代管長大津櫪堂手作り赤茶碗「弄清」です。箱には室号は大象窟と認めています。弄清には、確かめるとか清い、解明する、見極めるなどの意味があります。また、櫪堂が兼務していた慈照寺(銀閣寺)に弄清亭という香席もあります。
木津宗詮4月28日3 分新立礼卓高齢になり脚を傷めて正座が出来なくなり、心なくも茶の湯わやめていく方が以前から増えています。そうした方たちが長年にわたり支えてくださったおかげで今日私たちが茶の湯をすることができるのです。なんとかしてそのご恩に報いることができないかと、10年以上前から社中の数寄屋大工の木村...
木津宗詮4月26日1 分ハロン湾今から13年前にベトナムを友人と一週間にわたり旅をしました。そしてベトナム北部のトンキン湾北西部にあるハロン湾のクルーズを楽しみました。 ハロン湾はカットバ島のほか大小3,000もの奇岩、奇峰の島々がそそり立つ天下の名勝です。その不思議な自然の織りなす幻想的な風景は水墨画の...
木津宗詮4月26日1 分天下一与次郎知恩院の茶所泰平亭の天下一与次郎作になる大茶釜です。地紋は雲竜でまことに立派な品です。残念ながら現在は使われていませんが、かつてはこれで湯が沸かされ参拝者に茶が振舞われていました。
木津宗詮4月25日3 分立礼卓高齢になり脚を傷めて正座が出来なくなり、心なくも茶の湯わやめていく方が以前から増えています。そうした方たちが長年にわたり支えてくださったおかげで今日私たちが茶の湯をすることができるのです。なんとかしてそのご恩に報いることができないかと、10年以上前から社中の数寄屋大工の木村...
木津宗詮4月20日1 分4月19日 稽古場の床三代聿斎宗泉と日本画の大家で帝室技芸員、文展審査員・帝展審査員をつとめた小室翠雲との合作を掛けました。聿斎が竹、翠雲が筍を描いています。安南染付花入に紫蘭を入れました。