木津宗詮2 日前2 分天神祭青蓮院門跡尊円入道親王筆になる「南無天満自在天神」です。 「南無」は仏や菩薩などを信じ敬い、それに帰依することを表す語です。「天満自在天神」とは菅公(菅原道真公)の御神号です。 『北野天神縁起絵巻』によると、菅公が晩年に配所太宰府の天拝山で無実を訴える祭文を読上げると、帝釈...
木津宗詮6月30日2 分夏越祓望月玉渓(もちづき ぎょくけい)の夏越祓図です。 望月玉渓は明治7年(1874)に玉泉の子として京都に生まれました。父に画技を父に学び、望月派の5代目となり、昭和13年(1938)に亡くなっています。画風は望月派の伝統的で緻密なものです。...
木津宗詮6月9日2 分6月9日稽古場の床本日の東京稽古は、松平不昧公の詠草を床に掛けました。花は花菖蒲を宗全好み蝉籠です。 思事宇多幣婆那藝奴言霊之 幸波布験麻佐斯加利計理 蘭室主人 思事うたへばなぎぬ言霊(ことだま)の 幸(さき)はふ験(しるし)まさしかりけり...
木津宗詮6月6日2 分6月6日稽古場の床自宅稽古場の床は、大綱和尚筆になる『徒然草』第百十七段です。花は、今朝庭で咲いた花菖蒲を二代須田菁華の染付高砂写し花入に入れました。 兼好法師のつれゝゝ草に 筆をとれハ物書かれ、楽器をとれハ音をたてんとおもふ、盃とれハ酒を思ひ、賽をとれハ攤うたん事を思ふ、心ハ必らす事ニふれ...