木津宗詮11月23日2 分新米子どもの頃に母親が食事の時に「今日は新米やで」と特に言われた時、なにかとても嬉しく、美味しいご飯を食べたことを思い出します。「古米」という言葉を久しく耳にしなくなりました。美味しいコメのなる稲の品種改良が進み、またその保存の技術が向上し、また美味しいご飯を炊くことのできる炊...
木津宗詮11月20日1 分茶篩箱(ちやふるいばこ)と茶篩茶篩箱(ちやふるいばこ)と茶篩です。 茶篩箱は茶臼(ちやうす)で碾茶(てんちや)を挽(ひ)いた時にきめの荒い茶を篩う道具です。長方形の桐の蓋つきの箱に金網を張った掛子(かけご)が入っていて、鞴(ふいご)に似た手がついています。金網の張られた掛子に茶を入れ、蓋をして手を動かす...
木津宗詮11月14日1 分吹寄吹寄とはさまざまな木の葉が風でひとところに吹き寄せられるさまに見立てていうことばです。 また、色づいた木の葉などをかたどった落雁(らくがん)・雲平(うんぺい)・有平糖(アルヘイとう)などの干菓子を取り合わせ、いかにも風に吹き寄せられた風情で菓子器に盛ったもにも使います。...
木津宗詮11月11日1 分亥の子餅毎年、わが家は炉開きに亥の子餅をいただきます。善哉でお祝いされる家もありますが、善哉は一年の稽古が無事に終えることができたというのと、冬至の時分なので一陽来復を祝って、稽古仕舞いに使うことになっています。 亥は五行で水の徳をを司ります。そこで火の災いを避けるために、古来亥の...
木津宗詮10月26日1 分摺鉢東南アジアの焼物が大好きで以前から持っていたものです。不思議な形状で、とても重たい焼物です。なぜこんなに底が厚いのかがとても疑問でした。また何使うものかわかりませんでした。 先日ある道具屋さんが送ってきたカタログに伝世品の宋胡録の摺鉢水指というのが出ていました。...
木津宗詮10月16日1 分柴栗縄文時代から食べられていた柴栗(山栗)です。これも鞍馬のおばさんからもらいました。 柴栗は品種改良されず山の雑木の中に自生しています。現在栽培されている様々な品種の原種になります。 栽培されているものと比べるととても小さい実で、甘味も香りも強く地味に満ちた栗本来の味です。難...
木津宗詮9月19日2 分ご飯近年はパンやパスタや他の食品が多く食べられ、また、ダイエットということで敬遠され、お米離れが進んでます。それでありながら炊飯器は限りなく美味しいご飯が炊けるように進化し続けています。炊飯器に至っては世界一と言って良いのではないかと思います。少なくともジャポニカ米を炊くのには...
木津宗詮9月13日1 分食べる70半ばのある方からうかがったことです。 同窓会など同じ年配の人との集まりで、決まって出る話題が食べ物の話とのことでした。 はじめ私はとてもいぶかしいと感じました。なぜなら歳を経るにつれ食べれなくなるので食に対する興味は減退すると思っていました。...
木津宗詮8月16日1 分南蛮焼中高の友人の店です。 試験前になるとよく一緒に勉強しました。そして毎回お母さんが蒲鉾をくれたのがとても印象にのこっています。お母さんもお元気で、彼も社長として頑張ってます。 この町内には全盛期10件の蒲鉾屋がありましたが、今は3軒とのことです。 いつまでも頑張ってください!