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9月6日 稽古場の床
湊川神社職員の稽古。香川景樹の短冊「鈴虫」を掛けました。蛇籠に秋海棠と水引草、矢筈薄を入れました。 鈴虫 狩くれし小鷹のすゝや露草の あたりにそれと響くこゑ哉 景樹 一日中鷹狩にあけくれて小鷹の鈴の音が聞こえます。そして露草の辺りからまちがいなく鈴虫の声も聞こえてきました。...

木津宗詮
2023年9月8日読了時間: 1分


8月24日 稽古場の床
昨日は七夕の翌日でした。六日の菖蒲ではないですが、稽古で飛鳥井雅威賛になる土佐光貞の梶鞠図を掛けました。 幾千世の秋も かはらし 天河 こよひ あふせの 庭の梶鞠 雅威 今年も冷泉家の乞巧奠で流れの座で歌を詠みました。今年の乞巧奠はかつてない暑さでした。初秋の涼風も熱風とな...

木津宗詮
2023年8月25日読了時間: 1分


8月16日の稽古場の床
今日の稽古の掛物は江戸初期の公卿飛鳥井雅章(あすかい・まさあき)の短冊「夏草」です。花は芙蓉と矢筈薄をタイ土産の籠に入れました。 夏草 しけるとてはらひし庭の夏草は なへての秋の花にをくれむ 雅章 生い茂るので切り払うけれども、夏草は次から次へと生えてくるので秋の草花よりも...

木津宗詮
2023年8月19日読了時間: 1分


8月4日 フィールドワークの茶席の床
京都外国語大学オープンキャンパスのフィールドワークの茶席の床です。大綱和尚の白紙賛を掛け、タイ土産の鉈籠に白木槿と金水引。琵琶床に藤岡研斎作乾漆鬼灯香合を荒磯羅帛紗を敷きました。 すゝしさハたくひも更に夏山の 峯より落る音なしの瀧 八十六翁大綱...

木津宗詮
2023年8月5日読了時間: 1分


8月2日 稽古場の床
昨夜の稽古の床は平瀬露香筆になる短冊「夏月易明」。花は時計草を瓢籠にいれました。 夏月易明 うたゝねに其すゝしさをみる程も 月におくれて覚る夢哉 貞英 夏の月が涼しい光を放ちます。夏の夜は短く、うたた寝をしている間に夜が明けてしまい、あっという間に夢から覚めてしまいます。...

木津宗詮
2023年8月3日読了時間: 4分


7月2日 稽古場の床
本日の稽古は、木津家三代聿斎宗泉の鷺画讃です。タイのカンチャナブリで求めた籠を花入に見立て、紫陽花・金糸梅・七変化・百日紅・薄を入れました。 浮雲のくらきかさなる絶間なく 日影も見えぬ五月雨のそら 聿斎(花押) 稽古場からはるか彼方に雲の間から富士山が望むことができます。今...

木津宗詮
2023年7月2日読了時間: 1分
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