荒物とは粗雑な道具類のことで、小間物に対していいます。荒物屋は荒物を売る店のことで、古くは江戸初期に旅の荷造りの薦(こも)・渋紙・縄・細引なとを売っていました。その後、多くの日用雑貨、ざるや桶などの台所用具、草鞋、箒、塵取り、線香、蝋燭等が売られました。
近年、日曜大工用品や園芸用品・生活雑貨などを幅広く扱う大型小売店であるホームセンターができて、家庭用の雑貨類を売る荒物屋がほとんど姿を消してしまいました。
現役の荒物屋です。親の代からの店で、今は後継者もなくこの奥さんでおしまいとのことです。時代の流れですからそれも仕方のないことです。
でも、ちょっと寂しい気分です。
懐かしい品物が所狭しと並んでいます。思わず入って特に必要なわけでもないのに亀の子たわしを買ってしまいました。
















自分の子供の頃は近所に「荒物屋」さんがありました。 当時は何故「荒物屋」と呼ぶのか気にもしませんでしたが。 フランチャイズの大型店舗ばかりでどの街に行っても同じ風景になっていってしまって寂しい限りです。