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大黒さん

大黒さんはインドの神さん大黒天です。それに対して大国主命は日本の神さんです。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等によると、「大国」は「ダイコク」と音が通じ、大黒天と習合して民間信仰に浸透したそうです。そもそも大黒天は破壊と豊穣の神として信仰され、のちに豊穣の面のみが強調され、食物・財福を司る神となりました。そして豊満な体に笑顔で福袋を背負い、打出の小槌を持ち、米俵に乗るという福よかな像容となったとのことです。なお、大黒さんが福袋を背負うのは、大国主命と因幡の白兎の神話で、八十神たちの荷物を入れた袋を持っていたことによります。また、ネズミがお使いというのは、素戔嗚尊が大国主命の能力を試した時、大国主命の窮地を一匹のネズミが救ったことによります。このように大国主命とネズミは格別縁が深く、のちに大黒天と習合して大黒天のお使いがネズミとなりました。こうしえ米俵の上に立つ大黒天とネズミの取り合わせとなったのです。

写真は大阪敷津の敷津松之宮神社の大黒さん。


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