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三つの松向軒

 高桐院は、利休七哲の一人として知られる細川忠興(三斎)が叔父の玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)を開山として慶長7年(1602年)創建した塔頭です。


   高桐院


 書院の意北軒は、利休さんの聚楽屋敷から移築しされたものだそうです。また、茶室松向軒は、豊臣秀吉が催した北野大茶湯の際に、忠興が建てたものを、寛永5年(1628年)に同院に造られた写しの茶室です。



   高桐院 松向軒

茶室の松向軒の名の由来は、北野天満宮の影向松(毎年初冬より節分までの三冬の間に初雪が降ると、天神さんが降臨され、和歌を詠まれるとされている松)の前に構えたことによります。今日、北野天満宮には、北野大茶湯の折に、忠興が茶湯のために水を汲んだ三斎井戸と、後に間取りを変えて造られた茶室松向軒があります。

   


   北野天満宮 影向松

   北野天満宮 三斎井戸




   北野天満宮 松向軒


また、伏見の月橋院には内国博覧会の折に建てられた松向軒写しが移築されて今日に至っています。

ちなみに月橋院の和尚は20年来の社中です。






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