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鶺鴒(セキレイ)

鶺鴒は、主に水辺の近くに住み、小さな体と長い尾が特徴の可愛らしい鳥で、長い尾を上下に振る習性があります。そこで「イワタタキ」とか、「イシタタキ」、「ニワタタキ」などとも呼ばれます。また、「嫁教鳥(トツギオシエドリ)」、「恋教鳥(コイオシエドリ)」といった異名もあります。



『日本書紀』の異伝の一つに、「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」と「伊邪那美命(イザナミノミコト)」が磤馭慮島(おのころじま)で国産みをする時、性交の仕方が分からなかったところ、そこに鶺鴒が現れ、首と尾を振る動作を見て性交の仕方を学んだとあります。国産みの伝承の一つとして伝わっています。婚礼の調度に鶺鴒台があるのはこのことに由来しています。そうしたことから「夫婦和合」「子宝」を象徴し、また、「相思鳥」という中国名は、雌雄が仲むつまじいことによります。

もし日本な鶺鴒がいなかったらこの日本列島も存在しなかったということになります!



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