木津宗詮2023年2月15日5 分偉大なる人今日は仏教の開祖釈迦が入滅した涅槃会です。釈迦は35歳で尼連禅河(にれんぜんが)のほとりの菩提樹の下で悟りを開きました。その後45年間インド各地に布教しました。80歳のとき、生まれ故郷へ向かう途中の波婆城(はばじょう)で鍛冶屋の純陀(じゅんだ・ちゅんだ)に法を説き、供養とし...
木津宗詮2023年2月9日1 分梅花凌寒開(ばいくかんをしのぎひらく)今から11年前に黒谷西翁院の藤村庸軒好み「淀看席」で半白の連回茶事を催しました。 大徳寺管長髙田明浦老師をお迎えしました。その時にお祝いとして頂いた「梅花凌寒開」の一行物です。 立春も過ぎましたが、まだまだ寒冷が厳しいのですが、あっちこっちの梅の樹が少しずつ花をつけはじめま...
木津宗詮2023年1月30日1 分虎嘯而風烈(虎嘯きて風烈しい)戦国時代の大徳寺90世大林宗套(だいりんそうとう)は、三好長慶の帰依を受け、堺の南宗寺の開山となりました。そして武野紹鴎はじめ堺の豪商の帰依や茶人の参禅を受けた禅僧です。後の堺での茶の湯の発展に多大な影響を与えました。 大林の「虎嘯而風烈」の墨蹟です。まことに力強い筆跡で圧...