木津宗詮2023年6月9日1 分浜荻一啜斎作になる無節茶杓「はまおき」です。 「はまおき」とは浜荻のことです。「嘉応二年住吉社歌合」の俊成の判詞に、 伊勢しまには、はまをぎと名づくれど、難波わたりにはあしとのみいひ とあり、伊勢や志摩では「浜荻」といい、難波あたりでは「葦・芦・葭」といったとあります。また物の...
木津宗詮2023年6月8日1 分6月8日 稽古場の床 1午前の稽古は、木津家三代聿斎宗泉の鷺画讃です。夏椿と蛍袋・露草・河原撫子・下野草を魚籠花入に入れました。花入の魚籠は実際に魚を入れるのに用いられていたものです。 浮雲のくらきかさなる絶間なく 日影も見えぬ五月雨のそら 聿斎(花押)...
木津宗詮2023年6月1日3 分徐煕の鷺絵同じく卜翠会総会、並びに研修会の床に掛けた土佐光孚(みつざね)による徐煕(じよき)の鷺絵写しです。今回の研修会は北野天満宮と豊臣秀吉が催した北野大茶湯がテーマでした。北野大茶湯で奈良の松屋が石鳥居脇の茶席で徐煕の鷺絵と松屋肩衝、存星(ぞんせい)の長盆の「松屋三名物」を持ち出...