木津宗詮2023年11月11日1 分逆境に耐える!出町柳の河合橋の松です。自ら選んだわけでなく、風のなすまま導かれてこの地に降りました。橋の石材の隙間には土もろくにないでしょう。肥やしになるものもないでしょう。こんな逆境でもこの場に発芽してここまで大きくなりました。この生命力は驚嘆に値します!...
木津宗詮2023年11月7日1 分門を開けば落葉多し雨を聴いて寒更尽き 門を開けば落葉多し 『全唐詩』の無可上人の「秋に従兄の賈島に寄す」の句の一節です。 秋深くに粗末な家に閑居して、寒さが増していき侘しい思いが募る秋の夜長。パラパラと屋根に当たる時雨の音が聴こえます。その音をききつついつのまにか寝入ってしまいました。翌朝、...