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門を開けば落葉多し

雨を聴いて寒更尽き

門を開けば落葉多し


『全唐詩』の無可上人の「秋に従兄の賈島に寄す」の句の一節です。

秋深くに粗末な家に閑居して、寒さが増していき侘しい思いが募る秋の夜長。パラパラと屋根に当たる時雨の音が聴こえます。その音をききつついつのまにか寝入ってしまいました。翌朝、目覚めて表の門を開いてみれば夜更けの強い秋風に吹かれたたくさんの降り積もった落葉が一面に敷きつめられていました。

昨夜は夜中に雷鳴とともに激しい雨が降りました。今朝の吉田山の光景そのものです。


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