木津宗詮2023年7月20日2 分7月20 稽古場の床今夜の稽古は、南宗寺田島碩應(せきおう)老師の筆になる「風鈴頌」です。先日、道明寺さんでいただいた葡萄籠に白木槿と水引草を入れました。 渾身似口掛虚空、不問 東西南北風、一等為他 談般若、滴丁東了滴 丁東 (印) 渾身(うんしん)口に似て虚空に掛り、東西南北の風を問わず、...
木津宗詮2023年7月14日1 分7月14日 稽古場の床夜の稽古場は、山本行範の賛になる鉾の図です。木槿と矢筈薄を愈好斎好みの竹太鼓胴花入に入れました。 ひく山のはやしの しらへかわるなり 松はらあたり いまかへるらむ 範
木津宗詮2023年7月2日2 分ほとゝきす今回の稽古では、杉木普斎の作になる竹茶杓「ほとゝきす(保登ゝ幾須)」を用いています。箱には「有麦隠士(花押)」と認められています。 ホトトギス・時鳥は夏の鳥で、古来、旧暦4月立夏にやってくる鳥とされていました。そのけたたましい鳴声は、「キョッキョッ...