木津宗詮2023年7月2日2 分ほとゝきす今回の稽古では、杉木普斎の作になる竹茶杓「ほとゝきす(保登ゝ幾須)」を用いています。箱には「有麦隠士(花押)」と認められています。 ホトトギス・時鳥は夏の鳥で、古来、旧暦4月立夏にやってくる鳥とされていました。そのけたたましい鳴声は、「キョッキョッ...
木津宗詮2023年6月30日3 分禊川冷泉為村の短冊「荒和祓(あらにとはらえ・あらにぎはらえ)」です。 荒和祓 みそき河なかはをこゆるとし波の 早瀬になかすあさの大ぬさ 為村 冷泉為村は冷泉家中興の祖とされ、12歳で霊元上皇の勅点を受け、同14年には宮廷歌会のほとんどに出詠する常連へと成長し早熟ぶりを示しました...
木津宗詮2023年6月17日1 分見菓子昨日のご正客が前礼にお寺の畑の青梅をお持ちくださいました。流石に食べるわけにいいいかないので、急遽、「見菓子」として初座の床に飾りました。梅ということで天神さんにちなみ明治14年に一指斎が北野天満宮で初めて献茶を奉仕した時に用いられた撤下の土器に盛りました。...