木津宗詮2022年6月17日1 分墓石紙は火に燃えます。木も燃えます。でも石は燃えません。 かって慧光寺で一翁の妻と子の墓石。極楽寺で直斎の娘婿の樋口道立の墓石。上善寺では一啜斎の門人北野天満宮の長生坊の墓石。いずれも貴重な記録でした。 残念なことです!無縁になった墓石は一ヶ所に祀られるならまだしも、近年処分さ...
木津宗詮2022年6月16日1 分6月16日 稽古場の床2夜の稽古は、江戸時代後期の公家千種有功の二首詠草を床に掛け、一指斎好まの昔籠に紫陽花と矢筈薄を入れました。 有功 夏祝 石上ふるのわさ田もにきはひて としあるみよのさなへとる也 五月雨 玉たれに残るあふふのかれはさへ うるひにけりなさみたれのころ...
木津宗詮2022年6月16日1 分6月16日 稽古場の床木津家三代聿斎宗泉の鷺画讃です。花入に見立てた実際に使われていた魚籠に紫陽花と檜扇水仙、下野草、河原撫子を入れました。 浮雲のくらきかさなる絶間なく 日影も見えぬ五月雨のそら 聿斎(花押) 暗く重なり絶え間のない浮雲が空を覆い日差しも見えない五月雨の空。...