スナッフ・ボックス

嗅ぎタバコ(スナッフ・Snuff)は日本ではあまり馴染みのない物です。どのような物かというと、タバコの葉を細かく砕き、鼻に吸い込む無煙タバコです。鼻腔内からすぐにニコチンを摂取でき、フレーバーの香りが持続します。一つまみほどの嗅ぎタバコを手の甲に置いたり、親指と人差し指で挟んだり、特別な器具で挟んだりして、軽く嗅いだり吸い込んだりします。その保存容器のことをスナッフ・ボックスいいます。


写真のスナッフ・ボックスは19世紀のドイツ製のものです。直径が8センチあまりの一文字形の革細工です。蓋に猟犬を伴って狩猟をする人物の絵が精彩に描かれたまことに状態の良いスナッフ・ボックスです。サイズも形状も大変良い物なので香合に見立てました。今日は盆香合で用いました。みなさんとてもお喜びくださいました。