木津宗詮2019年3月3日読了時間: 1分聿斎賛 上田耕甫画 桜花烏図聿斎(花押) めさむるや朝日ににほふ花のいろ 三代聿斎が着賛した上田耕甫が描いた桜花烏図である。 上田耕甫は明治から昭和初期にかけて大阪で活躍した四条派の画家で、父耕冲に画業を師事し花鳥図を得意とし、弟弟子に庭山耕園がいる。耕甫は住友春翠の長女孝の日本画の教授をし、住友家が有力な後援者であった。茶の湯は聿斎に師事している。 昭和19年(1944)85歳で歿している。卜深庵点描92回の閲覧0件のコメントいいね!されていない記事
聿斎(花押) めさむるや朝日ににほふ花のいろ 三代聿斎が着賛した上田耕甫が描いた桜花烏図である。 上田耕甫は明治から昭和初期にかけて大阪で活躍した四条派の画家で、父耕冲に画業を師事し花鳥図を得意とし、弟弟子に庭山耕園がいる。耕甫は住友春翠の長女孝の日本画の教授をし、住友家が有力な後援者であった。茶の湯は聿斎に師事している。 昭和19年(1944)85歳で歿している。
石ひとつ石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆