花を求めて

 桜の花の盛りも過ぎましたが、春は多くの花が咲き誇ります。まさに百花繚乱です。その桜の花に舞っていた蝶は次なる花を求めて軽やかに飛んでいきます。花に遊ぶ蝶の姿はまことにゆかしい様です。

もうこの里の花は散ってしまいました。新たな花をもとめて急いで飛んでいく蝶にやさしく春風が吹いています。



 今月は非常事態宣言の関係で出稽古はじめ自宅の稽古も中止となりました。社中と共に稽古はできませんが、床にこの時期毎年使う掛け軸をかけました。香川景樹懐紙「萎花蝶飛去(はなしぼんでちょうとびさる)」です。


この里ははなちりたりととふ蝶の

急くかたにも風やふくらむ




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石ひとつ

石ひとつ筆にも濡れて初時雨 武者小路千家11代家元一指斎が友禅染地露地絵に発句を書いています。 十徳を着た宗匠が正客で、次客と末客は裃を着用し腰に脇差をさした武士です。時雨が降っているのでそれぞれ露地笠をかざし下駄を履いて飛び石をすすんでいます。初時雨ということから炉開き、または口切の茶事に招かれたのでしょうか?よく見ると正客と次客の間の飛石があとから墨で書き加えられています。着賛された発句の「筆

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