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雪は豊年の兆し

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

更新日:2020年3月20日

 新しき年のはじめに豊の年

 しるすとならし雪のふれるは   

  『万葉集』


 豊(とよ)の年というのは五穀の豊かなみのりのことで、「年」は「稔」に通じます。

 雪がたくさん降るとその年は豊年になるといいます。雪が多い年は山に降った雪解けの水が豊富なため、干害の心配がなく豊作が見込まれることからだそうです。そして植物には窒素が必要です。窒素は雨に含まれて土に吸収されないそうで、雪はゆっくり落下するので窒素を含んでるとのことを以前聞きました。科学的にも正しいようです。

 この冬は例年になく暖かく、雪がなかなか降らず、スキー場や雪に関わる仕事に携わる人たちが困っていました。そしてようやく立春が過ぎて寒冷が厳しくなり雪が降りました。めでたく令和最初春を迎えましたが、新型コロナウイルスが大流行したくさんの罹患者がで、外国観光客も激減し、経済的な影響も出ています。一日も早く鎮静し豊かな年となることを切に願います。






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