かんてき

関西地方では「七輪(七厘)のことを「かんてき」といいます。わずか7厘(1厘は円の1000分の1)ほどの燃料費で煮炊きがたりることからこの名があるといわれています。江戸時代中期の国学者谷川士清 (ことすが) が著わした国語辞典である『倭訓栞(わくんのしおり)』にはすぐ火がおこることから,「癇癖(かんぺき)」の語が転訛して「かんてき」とよばれたとあります。

形状は円筒形、四角形、長方形がなどがあり、家庭での炊飯や煮炊きに用いられる小型で移動のできる土製のこんろです。原料は珪藻(けいそう)とよばれる微生物がが海や湖沼などで大量に増殖し死滅し化石となった珪藻土です。珪藻土が耐火性と断熱性に優れていることから材料として用いられています。


ソレエーソレエーノ ヤートヤ

(ヨーイ ヨイヨイ)

かんてき割った すり鉢割ったエノ 

叱られた

(おかしゅてたまらん)

竹にサーエ

ヤッチキドシタイナーオサ

竹に雀は 姿良く止まる

(ヨーイ ヨーイ)

止めてサーエ

ヤッチキドシタイナーオサ

止めて止まらぬ こいつぁまた

色の道

(ヨーイ ヨーイ)


堀江遊郭(大阪市西区)の盆踊り唄です。この唄ができたころは不況でどこの遊郭も苦しんでいたそうです。そこで堀江では新しく盆踊大会を開催することにし、地元のわらべ唄の影響を受けた音頭を編曲し、田中芳哉園が新たに作詞して曲は大当たりしたそうです。翌年にNHKによる現場実況の全国放送を経て更に有名になったとのことです。なお、現在、堀江遊郭は大阪大空襲で焼けてしまいその面影すら残っていません。

なお、私の家では今も冬になると「かんてき」が現役で活躍しています。


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