• 木津宗詮

立春大吉

 曹洞宗の道元が立春に記したとされる「立春大吉」の法語というものがあるそうです。仏 法 僧の三宝に帰依すること、立春、仏法が広まること、寺門の繁昌、弟子が多く集まり出会いのあること、世の中の人が自分の教えに帰依することは極めてめでたいことであると寿ぎ、15の「大吉」が記され「十五大吉文」ともいわれているそうです。

 立春は、冬が終わり春が始まる節目の日です。新しい年が始まる立春の日に、一年間災難にあわないようにという思いを込めて読経祈祷し、「立春大吉」と書いて三宝印を押した護符を、山門や寺内に貼る行事が曹洞宗の寺院で行われます。また、護符を檀信徒にも配布するそうです。 なお、「清明」の日には火災避けの「鎮防火燭」の護符を貼って同じく檀信徒に配付するとのことです。  「立春大吉」の文字は縦書きにした場合左右対称となり、薄い紙に書くと表から見ても裏から見ても「立春大吉」と読むことができます。鬼が家の中に入って立春大吉の札の貼ってある家に入ってきて振り返ると同じように立春大吉と書いています。そこで鬼はここにはまだ入っていなかったと逆戻りして出て行ってしまいます。実は裏から札を見たのでそのように勘違いしただけなのですが。そこでこの札を貼っていると一年間を平穏無事に過ごせるという厄払いの意味ものちに加わり今日も行われています。  写真は南宗寺の田島碩應老師の「立春大吉祥」と近所の尼寺の玄関、懇意にしている寺の神棚です。










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