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ラッパ

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

昔から豆腐屋は店と流しで商品を売っています。流し売りはラッパを鳴らしながらその音で客に知らせながらリャかーに豆腐や油揚げ、厚揚げ、飛竜子などを売り歩きます。ちなみに関西は手でゴムのところを握って音を出し、関東は口でラッパを鳴らすのだそうです。今はこの関西型ラッパは作られてなく、関東型は販売されているそうです。値段は2万円くらいとのことです。

近年は大手がスーパー等で販売し、売り上げは年々減少し、高齢化も進み京都では数件になったとのことです。この方も年金をもらっているので今使っているボイラーが壊れたら廃業とのことです。

毎日、売れる数を読むのがとても難しく、多い時は半分以上が廃棄処分になるそうです。今日は豆腐が40個、油揚げと厚揚げが20個ほどだそうです。

私は豆腐や油揚げが大好きで思わず車を停めて買い求めました。ラッパの音がとても懐かしい気持ちになりました。この心地よい響きも聴くことができなくなりました。この豆腐屋さん昨年亡くなったとのことです。


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