木津家三代聿斎宗泉が、今から112年前の明治42年(1909)に当時大韓帝国釜山の迫間房太郎な東莱別邸の建築で渡韓した時に現地で入手した茶碗です。



凌風知勁節 

負雪見貞心 

  聿斎(花押)


と箱書が認められています。




聿斎は彼の地で茶碗や水指などに見立てて使うための道具や民具、中にはよほど珍しかったのでしょう石焼ビビンバの石鍋なども持ち帰っています。なお、当時はトラックなどの運搬の手立てがなかったので、たまたま日本から相撲巡業で来ていた力士に頼んで運んでもらったとの逸話が伝わっています。


勁節とは、気質の剛強なこと。強い気質のことをいいます。どのような強風が吹いても松は頑強で簡単に倒れることがなく、大雪に覆われても弛むことなく常盤の緑をたたえている。聿斎はこの侘びた茶碗に松の徳を見たのです。

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