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平成


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平成

元号「平成」の出典は。『史記』五帝本紀に「内平外成(内平かに外成る)」、『書経(偽古文尚書)』大禹謨「地平天成(地平らかに天成る)」です。

前者は国の内側がよく治まり、外交も特に問題がなく、とても平和な状態のこと。後者は世の中が平穏で天地が治まること。「平成」にはそれぞれいろんな思いがあることと思いますが、国の内外、天地とも平和が達成されることを願うと思いで定められたまことに意義深い、そしてめでたい元号です。

なお、北周に「大成」や明に「成化」がありますが、日本の元号に「成」が付くのは「平成」が初めてです。江戸時代「慶応」と改元された際に、出典も同じ『史記』と『書経』の別案として「平成」があったとのことです。

平成と改元された1月8日に木津家先々代で5代柳斎が命銘した茶杓「平成」です。今日、平成の御代の最後の日の椿大神社の稽古で用い、去りゆく御代をに思いを馳せす。そして来たる新たな御代の弥栄を心より願うことにします。

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