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春立つ朝

執筆者の写真: 木津宗詮木津宗詮

江戸時代中期の公卿風早實積(かざはやさねつみ)筆「後光明天皇発句写」。例年、立春の日に床に掛ける軸です。

月の秋花の春たつあしたかな

           壬申元日書(印)


今日は二十四節気ののひとつ「立春」です。『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されていて春のはじめの日です。立春は冬至と春分の中間にあたり、この日が寒さの頂点となり、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩みはじめ、春の気配が忍び入ってきます。 

旧暦では元日が立春前後に置かれ年初としています。春の始まりと年の始まりを一致させるためです。実際、約30年に1度、立春が朔と重なり、旧暦1月1日が立春となります(朔旦立春・さくたんりっしゅん)。1992年(平成4年)がそうで次は2038年となるようです。

春を迎え。これからますます陽が長くなり、少しずつ暖かくなり、気分も高揚していきます。




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