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執筆者の写真木津宗詮

うえ見れば


うへ見れハ

  およはぬ事の

      多かりし

 笠きてくらせ

     おのか心を

      八十二翁大綱



大綱宗彦( だいこう・そうげん)笠画賛です。 

大綱宗彦は江戸時代後期の僧で、大徳寺435世・大徳寺塔頭黄梅院第14世住職です。母が光格天皇の乳母であったと伝えられています。6歳で黄梅院に入室し、融谷宗通に師事しました。空華室、昨夢と号し、のちに向春庵と称しています。和歌をよくし、書画にすぐれ多くの作品を残しています。三千家主催になる利休居士250年忌法要では脇導師を勤め、また三家の家元の相談にあずかり遠忌の指導をしています。木津松斎宗詮の参禅の師で、松斎の号を授けています。安政7年(1772)89歳で没しています。日記に「空華日記」があります。

決して差別するわけではありません。上を目指して努力することは最も大切なことです。ただしそこにねたみやひがみの想いがあるのは別のことです。だから自分の分をよくわきまえてつとめることが大切だと思います。

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