• 木津宗詮

壬生狂言

 京都市中京区の壬生寺は律宗の大本山で本尊の地蔵菩薩です。中世に寺を再興した円覚上人が創始した念仏の教えを無言劇とした「壬生狂言(大念仏狂言)」を今日に伝えています。また新撰組ゆかりのの寺としても知られています。ちなみに隣家の京都鶴屋の八木さんのお宅は新撰組発症地の「壬生屯所」です。

 「壬生さんのカンデンデン」と庶民に親しまれてきた壬生狂言は4月28日から5月5日まで行われます。壬生狂言は地元の小学生から長老までの約40人が、構成する壬生大念仏講中の人たちにより守り伝えられてきました。

節分に壬生寺に参詣して、素焼きの炮烙(ほうらく)を境内で求め、年齢や性別を書いて寺に奉納し、積み重ねた多数の炮烙を舞台から落として割る「炮烙割」が最初に行われて奉納者厄除開運がはかれます。そして一般の狂言とは異なり、仏の教えを身ぶり手ぶりのパントマイムの狂言が毎日5番ずつ演じられます。ただ今年は残念なことですが新型コロナの影響で中止となりました。

 愈好斎の賛になる服部春陽の壬生面画賛です。


 なかき日をいはて

     くる丶や壬生念佛  守(花押)


春陽によって描かれた「壬生面」は、むかし壬生狂言が上演されるときにお土産で売られていましたが、いつのころからかなくなってしまったものです。






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